各カテゴリー別育成スローガンとコンセプト。
U-8(8歳以下)
8歳以下の年代では、まず「サッカーを好きになること」へのアプローチを行います。
ボールを触ることが大好きで、時間があればサッカーボールに触っているというような基盤を育成します。
この年代はバオムの育成コンセプトとは反する?と思われることもありますが、基本的にサッカー的判断の良し悪しは求めません。
例を挙げると・・・
・相手が明らかに多いところにドリブルで突っかかる。
・自分でもドリブルで行けるのにパスをしてしまう。
・ずっと前に上がっている、もしくは後ろを守っている。
(よく保護者様が「うちの子は動かない!」と言われることですね)
サッカー的にみると判断は×のことですが、この年代はとにかくまずは好きなようにやらせます。
もちろん、「こうしてみたらどう?」、「こっちの方はこうなっていたけどどうだった?」という提案やアドバイスといった声掛けはしていきます。
その中で、子どもたち自身なりの考えや思いに則り好きにやらせています。
そして、自信をどんどん付けさせていきます!!
サッカー上達のためにはとにかくボールに触ることです。
そのためには、一日でも早く「ボールで遊ぶのが好き」、「サッカーが大好き」という思いを持つことが一番です。
やらされている自主練は全く意味がないので・・・。
自分たちで動き出せるようコーチ陣が色々な仕掛けをします♪
当然、このカテゴリーでの習得レベルに到達した選手は、本人と相談を行い、上のカテゴリーへ上げていきます。
トレーニングテーマ例
- 基本テーマの基礎レベル向上(止める・蹴る・運ぶ・交わす)
- ルックアップ(ボールばかりを見ない習慣)
- ボールフィーリング(ボール扱いやボールの置き位置)
- 守備について(ボールの奪い方、奪うための狙い方、1vs1の対応)
- 浮き球の処理
- コーディネーション能力
Habit of judging and plaiying(判断し、プレーすることの習慣化)
U-10(10歳以下)
10歳以下の年代では、下のカテゴリーで培ってきた「個の能力」や「個の」基盤を軸に、このスローガンに挑戦していきます。
「状況を把握する」
「判断してプレーをすることを習慣化させる」
サッカーにおいて最重要スキル「判断力」習得に向けた準備期間となります。
この年代では、これまで培ってきたサッカー技術や運動能力を少しずつサッカーの実戦の中で、「どう使っていくのか?」、「どこで使っていくのか?」、また「ここまでで何が足りないのか?」ということも含め、より実践に近づいてトレーニングを行います。
「やりたいように、好きなようにやればいい」という考えを「その瞬間ごとに必要なプレーを選ばなければならない」という思考を少しずつ養っていかなければなりません。
ただし、まだ技術的練習にも比重があるため、このカテゴリーでは様々なシーンにおいて、良い判断をすることに越したことはありませんが、まずは判断した結果ではなく、「判断しようとすること」「そのために準備をすること」というところに趣を置きやっていきます。
つまり判断した結果ではなく、その過程に特化していきます。
その中で、基本技術の習得は必須となってきます。
判断要素を踏まえた練習の中で、しっかり基本技術を習得していきましょう!